豚肉生食禁止

 豚の生レバーや刺し身など生肉を使ったメニューが厚生労働省の決定で全国の飲食店から消えることになった。2012年に牛の生レバーの提供が禁止されて以降、その味を忘れられない人たちにも支持されてきた豚の生肉。提供店や客からは「生の方がおいしいのに」と惜しむ声が漏れた。

情報源: 豚肉生食禁止:「生の方がおいしいのに」客から惜しむ声 – 毎日新聞
 「豚肉はちゃんと火を通さないといけない」と言うのは常識だと思っていたのですが、世の中にはそういった常識を持ち合わせていない人が多かったようです。「鮮度を保っているから大丈夫」「豚肉の生色が食文化」とか、「肝炎ウイルスの危険性も知らない素人が扱うのは怖い」と言いながら「個々の食材より、鮮度管理もできない素人が簡単に飲食業に参入できる状態が問題に思える」とのたまう本当はわかっていなさそうな料理屋の店主とか、何もわからずに記事にする新聞記者とか、どう考えても日本全体の知恵のレベルが落ちているように思えます。ネット上ではこの記事に批判的な人が多いのが救いかも。
 とにかく今蔓延っている「新鮮だから安全・美味しい」神話は無くなって欲しいです。