「ババドック~暗闇の魔物~」

 低予算のホラー映画でありながら、サンダンス映画祭をはじめ各地の映画祭で評判を呼び、本国オーストラリアのアカデミー賞ではみごと作品賞に輝くなど、2014年世界的にもっとも話題を集めたインディ・ホラー。やんちゃな息子の世話に手を焼くシングルマザーが、不気味な絵本と巡り会ったのをきっかけに、次々と怪現象に見舞われ、精神的に追い詰められていくさまを描く。監督は女優出身のジェニファー・ケントで、自ら手がけた短編を基にした本作で記念すべき長編デビューを飾った。

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 WOWOWでやっていたのを面白そうだからと録画しておいた「ババドック~暗闇の魔物~」を見ました。オーストラリア映画なので嫌な予感がしていましたが、なんとか飼い犬が犠牲になっただけで終わってくれました。初めのうちは病的に我が儘過ぎる男の子に嫌悪感を抱いていたところ、段々と母親の方がおかしくなってきて男の子がまともに見えてくるのは狙い通りなのでしょう。出産の日に旦那を失った事に対するトラウマが引き起こした異様な事態で、それをきっかけに吹っ切れてすっきりしたと言う解釈で良さそうなのですが、最後に地下室にババドックを飼っているというのはちょっと要らない気もしないではありません。