かみさんと娘2号に連れて行ってくれと頼まれたので、金沢まで日帰りしてきました。高速道路を走ってもいつもの北陸自動車道とは思えないような車の数で、これが全部金沢に行くのだろうかと心配しながら走っていましたが、ある程度の数は途中のアウトレットモールに流れていったようです。いつもなら金沢東ICから下りるのですが、カーナビはその手前の森本ICで下りるように案内してきました。前回は無視したのですが、今回はカーナビの指示に従うことにしてみました。下道に下りてみると新しい道があって、標識にも金沢市街・兼六園と書かれていたので、とりあえず標識の兼六園に従って先に進みました。その新しい道を途中で側道に出て、そこから右折で兼六園に向かうらしく、最終的には兼六園下の交差点に繋がる道になっていました。そのまま香林坊まで向かい、アトリオの地下駐車場に車を駐めました。ここはいつも係員がどこに駐車すればいいか指示してくれるので、安心して駐めることが出来ます。
駐車場を出て、まずはひがし茶屋街方面へ向かうのですが、2km程度と言う事なので歩いて向かうことにしました。途中大通りでは無く脇道に入り、昔ながらの町並みを楽しみながら歩き、「泉鏡花記念館」に入りました。富山に住むようになってからそれなりの年月が過ぎ何度も金沢へは来たのですが、泉鏡花記念館があるのは初めて知りました。
次にひがし茶屋街の方向へ向かったのですが、かみさん達の目的は茶屋街ではなく、古本屋の「あうん堂」に行きたかったようで、あうん堂を出た後は茶屋街に行かずに、JRバスに乗って香林坊まで戻ることになりました。香林坊でバスを降り、お昼を食べるために向かったのは去年の2月に入った事のある「割烹むら井」です。ちょうどタイミングが良かったようで、直ぐに2階の個室に通され、今回は三人とも日替わり(まかない風御膳)を頼みました。街中は結構な人出ですが、静かにゆったりとお昼を頂くことが出来ました。
お昼を食べた後は町家巡りが始まり、フィンランドの品物を扱っているPIPPURIKERA(町家その1)、オヨヨ書林、チェンマイの品物を扱っているtippin(町家その2)、などを巡るのに付き合わされました。
町家巡りに疲れたので、コーヒーを飲める店で休憩しようと思って店を探してみても、どこも満員で行列が出来ていました。仕方が無いので大和アトリオに戻って中で一休みできるところを探そうとしていて裏通りに回ってみると、一般の客が入らなさそうな喫茶店「ヒッコリー」を見つけました。店内は薄暗く、ジャズが流れている、昔ながらの喫茶店という趣で、コーヒーも注文を受けてから豆を挽くと言うこだわりの喫茶店でした。自分はトラジャ&ガトーショコラを、かみさんはジョッキーコーヒーを、娘2号はカプチーノコンカカオを注文。ここでもしばらく外の混雑から逃れて時間を過ごすことが出来ましたが、自分達が飲み終わる頃に入ってきた車いすの客がたばこを吸い始めたので、それをきっかけに店を出ることにしました。こういった喫茶店は喫煙OKなところが難点です。
大和の地下で買い物をして1時間分の駐車場代をうかす事が出来ましたが、2時間分は5万円分の買い物をしないといけないというのはちょっとぼったくりすぎるような気がしないでもありません。1時間分無料とは言え駐車場代は1800円した訳で、次からは外の駐車場でも良いので入庫後24時間1000円とかを探した方が良いかも知れません。
駐車場を出た後、娘2号のリクエストもあり、「第七餃子」に向かうことにしました。昔は違う場所にあった様な記憶がありますが、入ったことは今までありません。15時半を過ぎた時間に店に着いたのですが、駐車場はほとんど満車状態。店内に入ってみると長い順番待ちの列が出来ていました。普段ならばこんな順番待ちはすることは無いのですが、時間帯的に遅くなっても問題ないと言うか、逆に食べるにはまだ早い時間なので少し遅くなった方が良いし、娘2号のリクエストだと言う事もあるので、一瞬だけ迷ったものの順番待ちの列に並ぶことにしました。順番待ちが終わって席に着くまでが約40分、注文してから出て来るまで約20分、本当に普段ならばイライラするところですが、厨房の様子とかを観察することが出来たりで結構余裕でした。最初ホワイト餃子だけではなく焼き餃子も頼もうと思っていたのですが、直ぐ隣の席で焼き餃子の出来上がりが1時間近くかかると言うような話があったので焼き餃子は断念、ホワイト餃子の大を2皿(計30個)を頼むことになりました。ようやく出来上がってきたホワイト餃子ですが、まず最初はアツアツで一口かじっては水を飲まなくてはいけない状態で、そのうちアツアツ状態が解消されて来た頃にはなんとなく飽きてきてしまい、自分はご飯も頼んだ事もあり10個しか食べられず、最終的には一人10個と言う形になってしまいました。周りの人たちはそこまで熱がっていなさそうで、女の人でもホワイト餃子15個を普通に食べたり、となりに座ったカップルはホワイト餃子定食を2人前と焼き餃子定食を1人前注文していて、店の人にも定食を三人前と言う事を確認されていました。結論として、二度とこの店に来ることは無さそうです。
第七餃子を出た後は、来た道を戻る形で北陸自動車道に入り、口直しにと小矢部SAに入ってソフトクリームを頂いてから家に向かいました。