恐怖の細菌兵器のために人類はほとんど絶滅、南極に残されたわずかな人々の生きのびる姿を描く。小松左京の同名の小説の映画化で、脚本は「日本の黒幕」の高田宏治とグレゴリー・ナップ、「赤穂城断絶」の深作欣二の共同執筆、監督も同作の深作欣二、撮影は「金田一耕助の冒険」の木村大作がそれぞれ担当。
角川映画祭と言うことでほとり座で「復活の日」。「4Kデジタル修復版」と言うことですが、この映画はこれまで見たことはありませんでした。新型コロナウイルスの感染が拡大している中、今の状況を予見していたのではと言われていたようです。1980年製作と言うことで病原菌とウイルスが区別ついていなかったり、宿主が近くにいない極寒の地でウイルスが増殖できたのかとか、イタリア風邪だと言ってるのに全く感染対策せずに診察・治療しているとか、なぜわざわざ標高の高いマチュピチュ?とかいろいろとツッコミどころ満載でした。とは言っても当時の角川だからこそ金をかけて作られた映画だと言うのがよくわかりました。