御柱祭

 予定よりも15分ほど早めにホテルを出発し、今回のツアーのメインイベントである「御柱祭」に向かいました。茅野市役所でバスを降り、しばらく歩いて茅野市民館で観覧受付をし、チケットと引き換えに法被を受け取ります。御柱一本ごとに観客の総入れ替えをすると言うことで、法被の色も変えてあるようです。自分たちは2番目の前宮一の御柱を見ることになっていました。法被を羽織ってまたしばらく歩き、河川敷の待機場所に到着。待機している間に一本目の御柱が落ちるところを坂の上の部分だけ見え、期待が盛り上がります。そうこうしているうちにやっと観覧席に移動開始。運良く最前列の席に座ることになり、特等席気分になりました。御柱が木落とし坂の上に登場してからが結構長く、その間に徐々に前に引っ張られていて、想定外に落っこちてしまわないかと心配になったりしていました。いざこれから木落としが始まるとなってからは、逆になかなか落ちなくてやきもきしながら見ることになりました。落ち始めてからは直ぐに下まで落ちてくるわけですが、自分たちが見ていた前宮一の御柱は倒れることなく綺麗な木落としとなりました。めどでこの無い下社の方が丸太にに跨る形で傾斜もきつく危険度が高いのですが、何故か今回の読売旅行のツアーには下社の設定はありませんでした。下社の方も見たい気がしますが、その機会は訪れるのだろうか?

前宮一之御柱木落とし前
前宮一之御柱木落とし前
木落とし1
木落とし1
木落とし2
木落とし2
木落とし3
木落とし3

諏訪大社「御柱祭」宿泊プラン初日

 読売旅行のチラシで見つけた諏訪大社御柱祭の宿泊プランに行ってきました。7年に一度と言うことですが、数え7年なので実質6年に一度で、善光寺の御開帳の翌年に行われているらしいです。長野までは北陸新幹線の各駅停車はくたかでも1時間ちょっとで、富山駅の出発時間は9時45分と結構余裕の時間で、娘2号の車で松川べり付近まで送ってもらいました。松川べりの桜はつい何日か前に咲いたばかりだと思っていたのですが、あっという間に満開に近い状況になっていました。
 

松川べり
松川べり

満開
満開

 新幹線の改札は読売旅行から送られてきた旅程表を見せて通過する形で、座席は前の日のうちに添乗員から電話で教えられていました。新幹線の乗り込んで見ると、指定された座席の足元に読売旅行のワッペンがつけられた荷物が置いてありました。添乗員に伝えて誰の荷物か確認してもらうと、通路をはさんだ座席に座っていた高齢女性のものでした。「いつのまに?」とか言っていましたが、本当に気がついていなかったのか、それともとぼけていたのか定かではありません。1時間ちょっとで長野駅に到着。後続のかがやきをやりすごすために15分くらい停車すると言うことなので、慌てることなく落ち着いて降りることが出来ました。添乗員に先導されて改札を抜けてバスに乗り込みましたが、参加人数が21名と言うこともあったのか、9メートルサイズの中型バスでした。
 旅程表では善光寺に行く前にお昼を食べることになっていて、善光寺まではそれ程距離は無いのにどうするのかと思っていたところ、バスで一旦インターチェンジの近くにある「信州そば蔵ドライブイン」に入り、それからまた市街地に戻るという無駄な行程となっていました。和食御膳と旅程表にありましたが、実際には信州そばと栗おこわご飯のシンプルな御膳で、比較的高齢者が多い客層でしたが、何人もそばの追加を頼んでいました。なぜかかみさんは瓶ビール1本を別途注文していましたが、瓶ビールのラベルは真田バージョンになっていました。

昼食
昼食

スーパードライ真田版
スーパードライ真田版

 食事が終わり出発まで30分くらい時間がとってあり、あらかじめバスの中で配られていた1000円分のここだけしか使えないクーポン券でこのドライブインにお金を落とす仕組みが作られていました。クーポン券と言ってもその金額は旅行代金に含まれているので使わないと損だとかみさんが言うわけで、この先荷物になるのを覚悟して2000円プラスの土産を買うことになりました。
 この後、善光寺・あんずの里を回り宿泊地の「蓼科パークホテル」までは1時間半くらいのバス移動。蓼科といえば高級リゾート地のイメージがありますが、今の時期だからなのか、それともバブル期以降はずっとこうなのか、少なくともこのホテルの佇まいに関してはなかなかの味があります。今晩は自分たち以外にもバス3台の団体が宿泊すると言うことで、添乗員さんが夕食のバイキングは少し早めに会場に行った方が良いと言うアドバイスがありました。それに従って指定された時間よりも少し早めに夕食会場に入りましたが、タイミングの悪いことに他の二十人くらいの団体さんが入ってきた直後だったため、料理を取るのに手間取ってしまいました。食べ始めてからはそんなに並んでいる光景はなく、本当にタイミングが悪かったとしか言いようがありませんでした。

ホテルの夕食
ホテルの夕食

あんずの里

 善光寺からしばらくバスは走り、「あんずの里」に向かいました。最初あんずの里と言うので「あんずの里アグリパーク」に行くのだと思っていたのですが、そうではありませんでした。バスはJAの駐車場に入り、そこから近辺を散策し杏の果樹園や一般の家の庭で花が咲いているのを見て回ることになっていました。全く知らないイベントでしたが、結構な人たちが来ていました。何箇所かポイントがあったようですが、そこまで行ってくるのには時間がちょっと足りない感じで、とりあえず看板に惹かれてあんずソフトクリームを食べてバスに戻りました。遠くまで行ってしまったのか、集合時間に遅れる老夫婦(ほとんどが老人ですが)がいて、この先に不安を感じさせられました。杏の木はかつて我が家の庭に植えられていて収穫も出来ていたのですが、ある日の強風で根ごと倒れてしまいました。この花を見て再び杏の木を植えてみたいような思いも少しあります。
 あんずの里でもらった地図には、近くに前方後円墳があるみたいでした。バスの中からチラッとこんもりした山が見えましたが、そこの上にちらっとそれらしき台形のてっぺんが見えていました。森将軍塚古墳というところのようです。

杏

道祖神
道祖神
消防自動車
消防自動車
あんずソフトクリーム
あんずソフトクリーム

善光寺

 「善光寺」に来るのは大学時代の友人の結婚式で長野に来た時以来で、20年以上ぶりです。バスは宿坊の駐車場に入り、最初に日本忠霊殿・善光寺史料館の部屋で宿坊の人に善光寺の由来を説明してもらいました。説明だけではなく御供養・御祈願の受付も始まりました。とりあえず家内安全の御祈願を申し込みましたが、ひとつの御祈願で3000円となっていて、家内安全・先祖代々供養・物故者供養をお願いすると9000円になってしまう仕組みのようでした。団体写真の撮影と山門の説明が終わった後は自由行動となりました。自由時間は30分くらいしかありませんでしたが、有名な「お戒壇巡り」をやってみることにしました。階段を降りてみると噂通りの闇。右の壁に手をつけて前に進むしかありませんが、前の人がいるのかいないのかさえわかりません。途中不安になりながら進んでいくと、後ろからかみさんの声がしました。自分の手の高さだと「極楽の錠前」に触れずに先に進んでしまっていたようで、少し後戻りして錠前に触ることが出来ました。少なくとも自分の前を進んでいた人はこの錠前には触らないままに通り過ぎて行ってしまっていたようです。集合時間が近くなっていましたが、読売旅行とタイアップしているという「若竹みやげ店」に入ってお茶とまんじゅうを頂き、バスに乗る時に御祈願の札を受け取り、集合写真を購入して善光寺をあとにしました。

善光寺山門
善光寺山門
善光寺
善光寺