読売旅行ツアー2日目

 出発が8時なので早めにホテルの朝食バイキングを頂き、ほとんど余裕無くバスに乗り込みました。台風の影響もあり小雨の中宍道湖の横をバスが走り、添乗員さんが本日の予定を説明してくれましたが、一通り説明した後神妙な顔になりました。「台風の影響でサンダーバードが大阪発11時以降の列車が全て運休になりました。」という爆弾発言でした。静岡組は新幹線が動いている訳で、北陸組は他の交通手段がどうしても手配できず、新大阪でもう1泊することになります。車内が重い空気に支配されましたが、とりあえずはどうにもならない事なので、これからの出雲大社と足立美術館を楽しまないといけません。
 出雲大社では、まずご祈祷を受け、仮拝殿で参拝、お守りを購入、大注連縄の下での記念撮影、土産物屋で買い物と1時間ほどの滞在でした。
 道中でちょっと早い昼食の弁当を頂き、足立美術館では1時間50分程の自由時間で、ゆっくりと展示品や庭園を鑑賞して来ました。
 足立美術館を出発する頃には晴れ間も見えて来てサンダーバード運休が信じられない感じでしたが、バスが先に進む程天気が荒れて来ました。途中で事故車があったのですが、事故直後だったようで少し詰まっただけで、もう少し遅かったら渋滞になっていたところでした。
 新大阪駅に着き、新幹線に乗る静岡組と福井組(米原まで行ってそれから在来線を乗り継いで行くらしい)が降り、残りの北陸組は読売旅行が何とか手配したチサンホテルにチェックインしました。
 急なホテル手配のためトリプルではなくツイン+シングルという部屋割りになったため、かみさんと娘2号がツインで自分はシングルと割り振り、これまでの経緯は割り切って新大阪で食事を楽しもうと言う事にしました。パンフレットで店を探しても新大阪と言う事もあるのか日曜日が定休日の店も多くいろいろと悩みましたが、パンフレットの写真にスーパードライ・エクストラコールドのサーバーが映っていた海鮮居酒屋に決め、ホテルから5分くらいの店に入りました。
 食事をしたあと、着替えを1日分しか持って来ていなかったので新大阪駅構内にあるユニクロに入り着替えを調達。ホテルに戻ってから頂くスイーツと翌朝用のパンと飲み物も入手してホテルに戻りました。

すなおや食堂

 ホテルのフロントで貰ったパンフレットにあった「すなおや食堂」で晩ご飯。まずはエクストラコールドを注文し、パンフレットにあったクーポンでお造り五種盛りを七種盛りにしてもらい、山芋お好み焼き、煮穴子握り、若どり唐揚げ他を美味しく頂き店を出ました。

足立美術館

 美術館内は撮影不可で、庭園のみ撮影可でした。名前にだまされているのかもしれませんが、流石に横山大観の絵はどこか違うように見えました。美術館の外に出たらコーヒーとかを飲めるお店は無く、仕方が無いので梨ソフトを頂きました。

出雲大社

小雨の降る中で9時過ぎに出雲大社に到着。たぶん旅行会社と契約(提携?)している土産物屋さん所属の案内人に案内してもらう形になってます。傘もその土産物屋さんの傘を貸してくれるので、団体さんが見分けがつきやすいことになります。2時間近くかかるというので最初にトイレに案内され、その後案内人さんに引き連れられて移動します。さわりながらくぐると金運に恵まれるという銅鳥居をくぐり仮拝殿に入ります。そこでは首からかける白い布を受け取り、これを掛ける事でどんな格好の人でも正装とみなしてくれるらしいです。個人で申し込んだ人達と団体さん3組でずらーっと椅子に座って並び、ご祈祷が始まります。巫女さんの舞があると言うので期待していたのですが、ただ鈴を鳴らしながら回るだけで、ちょっとがっかりしてしまったような…。ご祈祷が終わった後で出口のところでお神酒を頂き、盃はお持ち帰りという事でした。ツアーとしては正式参拝と称していますが、正しくはご祈祷と言う事らしく、正式参拝とは本当に正装して本殿に参拝する事のようです。
 お守りとおみくじの販売所で自分は両親にと長寿のお守りを購入し、かみさんと娘2号はおみくじも買っていました。二人ともおみくじの旅行運は「良し」とあったのですが、新大阪から帰る手段が怪しくなっている状況ではちょっと信じにくい感じです。また、出雲大社のおみくじにはいわゆる「大吉」とかは書かれていませんでした。その後、大注連縄で有名な神楽殿にまわり、大注連縄の下で記念撮影を行い、1枚1000円で欲しい人は引換券をもらいバスの発車前には写真を受け取れるというシステムになっていました。
 最後に土産物屋に連れられて行きましたが、実家に送る土産と家に送る土産をそれぞれ発送してもらうことにし、実家に送る分にはお守りも一緒に入れて送って貰う事にしました。だいたい1時間40分程度の滞在時間でしたが、もう少し時間をかけて見て回っても良かったように思います。