ラジオの人気トーク・ショー、今夜のテーマは“母親殺し”。そこへ、今では普通の家庭を築きつつあるノーマンから電話がかかってくる。パーソナリティと心理学者を相手に、自らの過去について語るノーマンだったが、やがて彼は殺人予告までしてしまう……。もはや“アルフレッド・ヒッチコックの「サイコ」”ではなく、“アンソニー・パーキンスの「サイコ」”となった、シリーズ第4弾。さすがにネタがつきたのか、“The Beginning”の副原題が示すようにノーマン・ベイツのルーツにスポットを当て、1作目の脚本家J・ステファノが、いかにしてノーマンがサイコとなったかを暴く。ただしそれを、電話相談で身上話を語らせるという安直な方法で展開させているのはいただけない。若きノーマン・ベイツを「E.T.」のエリオット少年からかなり成長したH・トーマス、伝説の“母”の生前を「ロミオとジュリエット」のジュリエットからかなり老けたO・ハッセーが演じている事が最大の衝撃。意味ありげなラストではあるが、肝心のA・パーキンスが死去したため、このシリーズも(多分)終わりであろう。合掌。
引用元: TVM サイコ4 – allcinema.
なんだかんだで結局見てしまった「サイコ4」。今となっては火曜日の「サイコ2」を見ておくべきでした。アンソニー・パーキンスの顔芸とオリビア・ハッセーで十分楽しめました。若きノーマン・ベイツを演じていたのが「E.T.」の彼だったのは気が付きませんでした。