窓越しの面会

 ホテルから予定通りの時間に伺うと電話し、母のもとに向かいました。あらかじめ兄からガラス越しの面会になるとは聞いていましたが、玄関には面会完全禁止の張り紙がありました。インターホンを鳴らして差し入れとお土産を渡して話を聞くと、建物の中には入れず建物の外から窓越しに面会するということでした。言われた窓に行ってみると母と職員の人が窓際に来ていました。こちらは外だし、マスクを外して顔を見せたのですが母は最初わかっていなかったようでした。思い出したのか職員の人に教えられたのか、途中からわかっているような雰囲気でしたが、あまり長居しても母が外に出たがることになりそうなので、早々にお別れをすることにしました。とりあえずは元気そうな顔で、食欲もあって毎日歩いていると言うことなので、この冬の3回忌には外に連れ出すことができる状況になることを期待するしかありません。