「ラスト スペースシップ」

英国で作られ、出演・監督・製作を兼任したフィリップス以外は無名のキャストが集合。7年も宇宙を旅してきたペガサス号の乗組員たちが移住可能な星を探す物語ながら、彼らが絶望を感じてストレスをためている姿が、21世紀の先進国の停滞ムードを連想させてリアルだ。「インターステラー」「ゼロ・グラビティ」の影響もありそうだが、本作はスケールがミニマムなのはご愛嬌。宇宙船同士のバトルといったアクションも無いが、宇宙船という密室が舞台の群像ドラマとして見応えがある。WOWOWの放送が日本初公開。

情報源: ラスト・スペースシップ | WOWOWオンライン

 WOWOW撮り溜めシリーズ、今回は「ラスト・スペースシップ」を見ました。イギリス映画ということもあるのか、派手な映像はほとんど無く、登場人物たちのセリフが多くて、慣れるまで時間がかかりました。宇宙で遭遇するエイリアンよりも「中国人と関わったらろくな事が無い」というあたりが何とも言えない味わいがあります。日本未公開作品だったと言うのは、国内の配給会社が目もくれなかったと言う事なのでしょうが、映画館で見るのは厳しいものの、家のテレビで見る分にはそれなりに楽しめる作品でした。