「~The REAL~  カタリナ・ヴィット」

<ドキュメンタリー ~The REAL~>

東ドイツ出身の1980年代を代表する女子フィギュアスケート選手、カタリナ・ヴィットは、おそらく現在までのフィギュアスケート界においても最高のスター選手で有ったことは疑いの余地もない。しかしヴィットのスケート人生は、同時に彼女が生きた時代の波に揺られたものでもあった。

スポーツを国策に掲げる社会主義国、東ドイツにおいて、スター選手は社会主義システムがいかに優れたものであるかを示す“看板”となっていた。しかし、ベルリンの壁崩壊と共に状況は一変。スケートを愛する一人の天才スケーターが激動の中に巻き込まれていくのだった。

史上最高と称される女子フィギュアスケート選手であったカタリナ・ヴィット。彼女のスケート人生は氷上を滑ることと、国家というシステムの中を滑る事の両方を求められたものでもあったのだ。

引用元: 番組情報 ドキュメンタリー ~The REAL~ | J SPORTS.

 もうひとつ、録画してあったスカパー JSportでやっていた「~The REAL~  カタリナ・ヴィット」も見ました。カタリーナ・ビットの滑っている映像をたくさん見られると思っていたのですが、そうではなく、東ドイツのスター選手としての苦悩とかいったところがメインストーリーでした。1988年カルガリー五輪でのカルメンのフリー演技は、自分の中ではあれ以上のものは今でも無いと言えるほどのインパクトがありました。あの時、彼女の今後のスケート人生がかかっていたのは全く知らずに見ていたわけで、せめてあの演技だけでもカットせずに見せてもらいたかったものです。