先駆けて母国メキシコで「クロノス」を放ったデル・トロ監督が米国に進出。S・ソダーバーグ監督やJ・セイルズ監督など異才陣と脚本を共作し(ただしいずれもノークレジット)、第2班監督に「アリータ: バトル・エンジェル」のR・ロドリゲスらを迎えるなど、当時の米国インディーズ映画界の精鋭たちと組んだのも要注目ポイント。小規模でもひたすら面白いモンスターパニックホラーを目指したかのような、デル・トロ監督の勢いと意匠が映画好きにはたまらない。主演は「誘惑のアフロディーテ」のM・ソルヴィノ。
WOWOW撮り溜めシリーズで「ミミック」。子供だけが感染して致死率ほぼ100%のゴキブリが媒介する感染症の対策として、遺伝子操作でアリとカマキリのハイブリッド昆虫を作って根絶させた、と言う前振りでした。繁殖しないはずが世代交代を繰り返してヒトに擬態するまでになったとか、設定とかは興味ある感じになっています。暗がりでの展開が多くて良く見えないと言うのはこう言う映画にはありがちです。