加茂水族館を出発し、「あつみ温泉たちばなや」へと向かいました。フェリーを使うようになる前は、毎年あつみ温泉の入り口の前を通過していただけでした。今回は、両親の結婚60周年と言うことで、秋田と富山のどちらからも少し遠いけど車で行ける距離にあるあつみ温泉でみんな揃ってお祝いしようと言う事になった次第です。
17時半頃に旅館に到着し部屋に案内されましたが、由緒ある温泉旅館と言った趣のあるところでした。客室係の仲居さん(去年還暦だったそうな…)が最初に説明してくれたりしたのですが、こういった高級温泉旅館に泊まったことはほとんど無いので、心付けを渡すべきなのかどうかがわからず、とりあえず何も渡しませんでした。
18時半から夕食となり、まずは全員並んで記念写真を撮影。60周年の記念品として自分がネットで手配した若狭塗夫婦箸(名入り・桐箱入り)を両親に渡し、続いて旅館に用意して置いて貰ったケーキにロウソク6本火を点しました。その他にこちらからは頼んでいなかったのですが、女将からお祝いの品として一輪挿しがプレゼントされました。父親の挨拶の言葉に続き、乾杯をしてからケーキのロウソクの火を二人で消す60年目の夫婦共同作業を行い、食事前のイベントを終えました。
お食事は流石に高級温泉旅館という訳で、どれも美味しく頂けました。陶板焼きの牛肉が美味しかったのですが、それでも山形牛だったと言うことで、これが米沢牛だったらもっと美味しかったことでしょう。飲み物で生ビールを何杯か頼んだのですが、仲居さんにとっては生ビールでは無く瓶ビールの方が色々な意味で良かった様で、後で瓶ビールを何本か頼んだ時には笑顔で対応してくれました。
月別アーカイブ: 2013年8月
加茂水族館
TURMを出た後は、あつみ温泉に直接行くには少し時間があるので、クラゲで有名になった「加茂水族館」に向かいました。途中、道の駅きさかたでトイレ休憩しましたが、夕食のことを考えなければここで岩ガキを食べたかったところです。酒田空港ICで高速をおり、カーナビの誘導通りに道を進み海岸近くの道を通るとたくさんの海水浴客の姿が見受けられました。どうも「湯野浜海水浴場」という山形県内最大級の海水浴場らしく、「湯野浜温泉」もあって賑わっているところだったようです。温泉街を抜けてしばらく走るとやっと加茂水族館に到着です。あらかじめ調べてあった通りに駐車場が狭くなっていて、臨時駐車場とかに駐める選択肢もありましたが、誘導員の人もそれ程待たずにすむような事を言っていたので、しばらく駐車場が空くのを待ちました。夕方近くなっていたのでまとまって出てくる人たちも多く、それ程待たずに車を駐める事が出来ました。
昔ながらのこじんまりした水族館の風情があり、普通はひっついているところしか見られないタコ(真だこ?)が泳いでいるのが見られたり、評判のクラゲコーナー(クラネタリウム)ではクラゲの餌やりを見られたり、良い感じの水族館でした。来年6月に新しくなるということで、変な感じで新しくならなければ良いのにと思ったりしました。お盆直前の土曜日だったこともあり、人気のクラゲコーナーはなかなかじっくると見られなかったりして、元気なお子様たちとかあまりいない時期に来て、じっくりと見たい気がしますが、なかなかここまでは簡単に来られそうにありません。
TURM
お昼ご飯は家族みんな(11人)で姉夫婦御用達のレストラン(カフェ?)TURMに集合し、貸切にして貰って美味しく頂きました。オードブルにコーンポタージュ・レバーペースト・エビと野菜のジュレ(?)、野菜サラダ、ズッキーニとか夏野菜のパスタ(多分そんな感じ)、デザートにブリュレ(だったと思う)で、貸切にしてまで出して頂いた料理は流石に美味しいものでした。
帰省2013夏・3日目
実家に1泊、窓を開けておくとやはり涼しい夜でした。子供たちが小さい時には1週間近い休みをとって、実家に泊まりながらいろいろ出かけてくると言うパターンでしたが、最近ではフェリー泊を含めてせいぜい4泊で、そのうち2泊は両親も連れてどこかのホテルに泊まり、実家では1泊しか過ごさないことがほとんどとなってしまいました。
本日は、秋田市内で家族全員のランチを頂き、その足であつみ温泉に向かうことになっています。7時には朝ご飯を食べ、あまりゆっくりできないまま車に荷物を積み込み、9時過ぎには両親も一緒に実家を出発しました。マックスバリュー横のイオンのガソリンスタンド「ペトラス」がセルフ給油で安いだろうと給油しようとしたところ、支払い方法が現金・イオンカード・クーポン券しか選べません。さすがイオン系列だけあって、クレジットカードはイオン系のカードしか使えないようになっていました。そこで給油せずに別のガソリンスタンドに入る選択肢もありましたが、面倒なので現金払いで給油することにしました。ペトラスを出てしばらく行くと普通のセルフ給油のガソリンスタンドで同じガソリン価格の店を発見。またしても選択肢を間違えてしまったようでした。
最近は定番となっている道の駅おおがたに寄ってお土産物を買い込みましたが、一昨日十和田湖に向かった時よりもお土産物も増えたしお米30kgも積み込んだため、7人乗りのウィッシュに6人乗るのは結構厳しかったりします。次も4人で来られるのであれば8人乗りタイプのレンタカーを借りないといけなさそうです。
白神森海
実家で一休みしたあと、晩ご飯を「101号線ドライブイン」で晩ご飯を食べようと18時20分頃に家を出ました。店に近づいてみると真っ暗で営業していませんでした。あとで調べてみるとお昼しか営業していないようです。仕方が無いので、はたはた館のレストランにでも入ろうかと先に進みましたが、父親が「あそこは美味しくないし、近くに連れて行ってもらった店がある」と道を曲がりました。海沿いの見晴らしの良い場所にその店「白神森海」がありましたが、幹線道路沿いには無いので地元の人以外にはなかなかわかりづらい店のようでした。看板に営業時間が19時までとあり、18時30分をちょっと過ぎた時間なのであわててかみさんが店の中に入って聞いてみると「ラストオーダーは18時30分なのだけども、大丈夫です。」と言う返事だったのでお言葉に甘えてお店に入ることにしました。注文は食券を買うパターンなのでちょっともたもたしてしまいましたが、6人のうち二人だけ同じメニューであとの4人はバラバラという、ラストオーダー過ぎてからの客なのに全く何の遠慮も無いオーダーでした。19時過ぎに最初の料理が出てきて、最後の料理が出てきたのは19時20分過ぎでしたが、文句が言える訳はありません。ちなみに自分はあわびご飯、かみさんが魚定食、娘1号がもずく丼、娘2号が比内地鶏親子丼、両親がフカヒレアワビ丼でした。魚定食はこれでもかと言うほどの魚だらけだし、あわびご飯は最後だからと炊き込みご飯が多めによそってくれていたりと、なかなかのお店でした。
経験したことのないような大雨
気象庁から「経験したことのないような大雨」という予報(警報?)が秋田県地方に出されていました。十和田湖にいる間は夜中に土砂降りの雨の音がしていたり、起きてから9時過ぎにホテルを出るまでは強い雨が降っていたものの、ホテルを出てからは強い雨が降ったり止んだりの状況でした。発荷峠を越えて昨日来た道とは違う樹海ラインを走っている間も、霧で見通しが悪かったりする他は強い雨は降っていませんでした。一時間くらい走り、道の駅「こさか七滝」で一休みした時には七滝は多分いつもの倍以上の水量になっていたものと思われました。
こさか七滝を出発して小坂の町に近づいて来ると、途中で通行止めがありました。迂回路を通って元の道に戻ってみると、すぐそこで土砂崩れがありました。余裕のある時は康楽館や小坂鉱山事務所を見たりするのですが、母親の足の状況や天候を考慮し今回は見送ることにしました。大館に向かう道を進むと何やら道が詰まっていて警察官が合羽を着て道ばたに立っていました。大館方面に向かう事を伝えると、「どこも通行止めで通れないので一旦高速道路にのって1区間北上して碇ヶ関でおりて7号線で大館に向かうしか無い」とのこと。指示通りに小坂ICで高速に乗り、碇ヶ関ICまで走ったのですが、この時にどうせならばこのまま北上して弘前経由で帰ると言う手もあると思ったものの、距離も遠くなるし、そちらも大雨だったら海岸線沿いを走るのも危険な気がしたので最初の予定通りに大館方面に向かう事にしました。この時弘前方面に向かう事にしていたら、このあと大変な目に遭わずに済んでいたのかもしれません。
道の駅「やたて峠」に入り、レストランで昼食をとることにしました。なにやら馬肉の煮込みが看板メニューのようで馬肉煮込み重を頼みましたが、馬肉は美味しかったもののご飯の量が結構多く、母親が食べきれなくなったのを食べようとしてもお腹いっぱいで具だけを食べてご飯は残してしまいました。それでも食後にソフトクリームは食べられるのは別腹と言うことで…。食べ終わって出る時に道の駅の道路情報を確かめようと思っていたのですが、雨が降ってきていたので道路情報を確認せずに先に進むことになったのも運命の分かれ目でした。
7号線を大館方面に進んでいると途中で何カ所か道に水があふれているところがありました。カーナビが進行方向で通行止めがあるということを伝えてくれましたが、トラックの後ろを走っていたと言う事もあり、つい魔が差してしまいカーナビの指示通りの右折するところを、トラックのあとを着いていかずに直進したところ、すぐ先で通行止めになっていました。そこを右の道に曲がればカーナビの指示通りの道に戻れそうなものを左の道を選んでしまったためにどんどんドツボにはまっていくことになってしまいました。
住宅街の多少わかりにくい道だったとしてもカーナビの指示通りに進めばなんとかなるはずでした。住宅街を指示通りに進んでいくとそのうちに樹海ドームの前を通り、ある程度大きな道に出たので安心して先に進んだのですが、意表を突いたところでパトカーがいて通行止めになっていました。ここの通行止め情報はカーナビ(VICS)にまだ反映されていませんでした。反映されていないものだからカーナビは元の道に戻そうとするし、それだと通行止めで先に進めないしでと言うことで仕方がないのでしばらくは同じように迂回させられた車に着いていくことにしました。住宅街の狭い道を迂回させられた車たちがのろのろと進んで行き、なんとか市役所の近くまで辿り着きそのまま7号線(旧7号線?)に出て能代方面に進むことが出来たのは良いものの、カーナビは何故かその道を直進させずに別の道を通らそうとしていました。素直にカーナビを信じれば良かったものの、一度VICSに反映されていない通行止めがあったりしたのでカーナビを信じ切れず、普通だったらそのまま進めば良いはずの7号線をずっと先に進むことにしました。
そのご何となく順調に進んだはいいのですが、途中で「秋田方面 早口大橋通行止め迂回路」の看板が信号のところにありました。まっすぐ行っても秋田に行けるし、この先左折して秋田方面に向かう道もあるはずだし、早口大橋がどこあたりなのかがわかっていなかったので他の車も直進していくし、そのまま直進することにしました。そこから7kmほど進んだ先が早口でした。Uターンし途中で右折してみたものの、対向車がこの先も進めないという合図をしてくれたので再びUターン。結局さっきの迂回路の看板のところまで戻ることになりました。この道は昨日十和田湖に行く時に通った道ですが、秋田方面に向かう車が全てこの道を迂回した形になったためしばらく渋滞していました。渋滞していない右車線を走り、2車線が1車線になる直前まで進んで割り込ませて貰ったのでだいぶ時間的には助かりましたが、途中で右折して比内町を経由して秋田北空港の前を通ってなんとか7号線に戻ることが出来ました。
何もなかったら奥入瀬から休憩無しで3時間ちょっとくらいのところを5時間くらい(休憩食事時間抜き)かかって実家に到着したわけで、すくなくとも5回は正しい選択をすればもっと楽に走ることができたポイントがあったのが後悔先に立たず状態でした。
帰省2013夏・2日目
朝目覚めてみたら土砂降りの雨。昨日の夕方に考えていた、朝方のレンタサイクルでの散策や、遊覧船で一回りして来るというイベントが全て流れ去ってしまいました。朝食は昨日の夕食の部屋とは違って大部屋でしたが、青森県の形をした陶板焼きに盛り付けてあり十和田湖のところに海苔用の醤油を入れるようになっていたり、箸袋にもおかみさんが折ったという人形がくっついていました。
秋田県北部に大雨洪水警報が出ていたりしたのでどこにも寄ること無く実家に戻ることにして、土産物を買うために奥入瀬渓流を下って行きました。途中、道の反対側の木に正面衝突をしたワゴン車があったり、一部道が冠水していたりで奥入瀬渓流もところどころ奥入瀬濁流になっていたりしていました。ホテルを出てから30分くらいかかり渓流の駅おいらせに到着しました。ここは以前来た時には奥入瀬渓流観光センターというような名前で、何度かここで溶岩焼ステーキとかを食べたところだったのですが、いつのまにか「渓流の駅おいらせ」を名乗るようになったようです。20分ほど土産物を買ったりビニール傘をかったりしてから、来た道を戻り実家へと向かいました。
十和田湖レークサイドホテル
16時前には宿泊先である十和田湖レークサイドホテルに到着しました。すぐそばにレークビューホテルがあったり、ホテルが表通りに面していなくて少し迷ったりして、やっと細い道を通って辿り着いた感じでした。楽天トラベルで予約したのですが、フロントではリストで4人部屋と2人部屋に分かれているのをすぐに見つけられなかったり、夕食の部屋をあらかじめ案内してくれた時には5人分のお膳しか用意していなかったりで、ちょっと頼りないホテルでした。観光地のホテルとしては値段設定がちょっと安かったのでしょうがない部分ではありましたが、それでも名前の通りすぐ目の前に十和田湖があり、立地的には結構良いホテルです。
夕食までには時間があったので周りを散策してみましたが、夏休み期間ではあるものの木曜日の夕方ということもあってか人の賑わいというのはほとんど無く、潰れてしまったホテルも数軒あり寂れてしまった感を醸し出していました。これが休日とかお盆の頃だとだいぶ違うのだろうけど、今時の観光地は全国的にこうなのかもしれません。この中で今も潰れずにやっている十和田湖レークサイドホテルというのは結構たいしたものなのかも知れません。
あまり期待していなかったものの、夕食は結構趣向を凝らして料理で、かつお腹いっぱいになるくらいのボリュームだったりして、このホテルは立地と食事で持っていることを実感させられました。夕食にデザートが出なかったのですが、部屋に戻ってみると布団を敷いた後のテーブルにフルーツ(キウイと西瓜)が用意してありました。夕食の時に出して貰うとお腹いっぱいになっているので、この形の方が良いような気もしたりしなかったり…。
大湯環状列石
当初の予定では尾去沢マインランドに寄って、その後に大湯環状列石を見てから十和田湖に行くつもりだったのですが、母親が痛風発作で歩くのに苦労しそうなので、直接十和田湖に行くことになりました。
道の駅たかのすでゴマソフトクリームを食べながらひと休みし、そのまま十和田湖に向かうつもりでしばらく走ったものの多少疲れが出てきてしまいました。ちょうど大湯環状列石の看板が出ていたので急遽寄る事にしました。
両親には新しく出来ていた資料館の中で休んで貰っているうちにぐるっと見て回りましたが、随分前にも一度来た事はあったものの、その頃とはだいぶ趣きが変わっていて、柵の向こうに見えていた環状列石もすぐ近くで見られるようになっていたり、高床式の建物も立っていました。一通り見て回った後で、資料館の展示を見る事にしましたが、無料ボランティアのガイドをして貰えたので普通に見るよりもずっと理解が深まりました。野中堂環状列石はお墓で万座環状列石は祭事用だというのは、多分前回来た時にはハッキリしてなかったような気がします。また、1万年前の噴火による火山灰(溶岩流?)の跡地に縄文人が住み、その後4千年前の噴火で埋もれてしまったとか、他にも古くから居た北方系の文化で、地理的に南方からの文化が入ってこなかったとか、世界遺産に登録したくても、ど真ん中を市道が走っていたり、確かな検証も無しに高床式の建物を建ててしまっているので却下されているのだとか、いろいろ教えて貰いました。
環状列石を出て、ある筋では有名な黒又山を右に見ながら進み大湯温泉の町を走ってると、何やら歩道に人だかりが…。ちらっと見たら蛭子能収さんと太川陽介陽介さんの姿が見えました。もう一人顔が見えなかったのですが、女性タレントさんもいたので、路線バスの旅のロケだったようです。
帰省2013夏・初日
予定よりも20分程早く着いたと言う事で、5時10分頃には下船案内があり、車の中で10分程待った後で下船出来ました。乗船が最後の方だったので下船は二番目でした。フェリーターミナルのレストランでモーニングセットB(普通のモーニングセット+目玉焼き)を頂き、定番コースのボルダー潟の湯に向かい、1時間ちょっとくつろいでから実家に到着したのは9時15分頃でした。
母親が昨日の夜から左足が痛いと痛風を再発したようで、本人は嫌がっていましたがかかりつけのお医者さんに行く事になりました。診察してもらっている間に近辺を散策して見たのですが、昨日一昨日はねぶ流し・役七夕だったので賑わいがあったのでしょうが、アーケードも無くなり閑散とした感じが増していたような感じです。
痛み止めと尿酸を下げる薬を貰い、炎症で左足が腫れてしまっているので履き易い靴を買い、お昼は久し振りの吾作でラーメンを頂き、十和田湖へと向かいました。